2002.12.27 ◎小倉歌百首興じて詠んでみれば
            生きとし生けるものいとをかしけれ

  (引用)小倉山峰のもみぢ葉心あらば
            いまひとたびのみゆき待たなむ(貞信公)

生きとし生けるもの=この世に生きているすべてのもの。あらゆる生き物の意。小倉百人一首に会えるお正月を前に、百首目のパロデイが出来上がりました。最後はQちゃんの・・・の教えのせいか、人生の機微を実感するところとなりました。つまらない座興となった一年ですが、私自身の心の持ち方を、考えなおすきっかけになりました。ありがとうございました。  みなさん、どうぞよい新年をお迎えください。   
2002.12.25 ◎朝ぼらけ妻と話して大逆転
            近鉄にのり日本一誓う

  (引用)朝ぼらけ有明の月と見るまでに
            吉野の里にふれる白雪(坂上是則)

21日朝刊では、中村メッツ入りへ。と書かれていましたが、夕刊では残留が報じられました。深夜、妻とも話して、というのは駅売り夕刊の記事です。
 
  スポーツの話題のもう一つ。

○ 師走飾る都大路に覇者戻り播州韋駄天8回の雄

私の地元、西脇工高が5年ぶりに男子駅伝で優勝しました。「播州韋駄天」と西京極競技場の電光掲示板に写しだされていました。私の母校、西脇高校の兄弟校みたいなものですが、やっぱりうれしいですね。兵庫須磨学園も3位に。もちろん、全国47代表の男女高校選手の健闘を称えます。 
2002.12.18 ◎八重むぐら地を這うており赤茶けた
             ゴルフ地逝って夢のまほろば

  (引用)八重むぐら茂れる宿の寂しきに
             人こそ見えね秋は来にけり(恵慶法師)

※八重むぐら=幾重にも生い茂っているつる草。

全国有数のゴルフ場実在数を誇っている兵庫県。バブル時には、それでも足りずと乱開発を手がけたまではよかったのですが、その業者が次々ダウン。いま、赤茶けた山肌をむき出しいる妖姿には、いきどおりさえ感じます。緑の大地を取り戻そうとした運動が、全国で起きつつありますが・・・
2002.12.17 ◎このぬくもりルミナリエの灯の夜は冴え
                 ビル雑踏に歓喜みなぎる

  (引用)御垣守(みかきもり)衛士の焚く火の夜は燃え
             ひるは消えつつ物をこそ思へ(大中臣能宣朝臣)

神戸ルミナリエを今年は、終着の東公園に立ち点灯の瞬間を見てきました。直前には露天の灯も消え、何かを予感させる時間をおいてまもなく、「ウォー」というどよめきのなか点灯。ことしの灯は「ぬくもり」がテーマだとか。そういえば、人々の表情は悲しみではなく、喜びに満ちていたようにも思えました。   
2002.12.11 ◎山里は飲酒運転ご法度に
            赤ちょうちんも消えぬかと思えば

  (引用)山里は冬ぞさびしさまさりける
            人めも草も枯れぬと思へば(源宗ゆき朝臣)

今日は兵庫の北部、豊岡へ行ってきましたが、予報どおり雪になりました。こんな夜はお酒が恋しいですね。もちろん、自宅で。でも、飲酒運転追放は常識なんですが、どこか寂しい気もします。飲み屋さんも、「商売あがったり」の声ばかり。でも、車はダメ・・・、代行運転もまだまだ普及していません・・・。 山里は大変ですよ。
2002.12.10 ◎み吉野に連なる霊場整えて
            世界遺産の道をさぐらん

  (引用)み吉野の山の秋風小夜ふけて
            ふるさと寒く衣うつなり(参議雅経)

文化庁の文化審議会で、奈良・和歌山・三重の三県にまたがる紀伊山地の霊場と参詣道を世界遺産に推薦することを決め、外務省を通してユネスコ世界遺産センターへ推薦書を提出するはこびとなった、と。吉野・大峯から熊野参詣道につながる信仰の道を結ぶ珍しい世界遺産が誕生する日も遠くないらしい。今日、私のもとへ、奈良新聞が届けられました。多分、奈良県損害保険代理業協会のご好意と思いますが・・・、ありがとうございました。
その紙面にこの記事が出ていましたので、ご紹介します。  
2002.12.04 ◎断ち別れできぬ飽食悲しけれ
                国を蝕みいつか滅ぼす

  (引用)立ち別れいなばの山の峰に生ふる
              まつとし聞かばいま帰り来む(在原行平)

かって、財政不安に苛まされた外国の例では、国民の生活水準を2割程度切り下げ、銀行の不良債権に国費を投入、短期に成長経済に戻したとか。私たちが、自分の生活を本気になって切り下げられるか、自信はありません。しかし、今の財政事情は政治とか、官僚に頼っていても道は開けそうもありません。国民みんなが、自分の身をもって切り開こうとする本気が求められているのではないでしょうか。
2002.11.30 ◎田子の浦に住みつく鯰(なまず)はデッカイのかい
                  ゆっくリズムで地を揺らしつつ

  (引用)田子の浦にうち出(い)でてみれば白妙の
             富士の高嶺に雪は降りつつ(山部赤人)

東海地震の想定震源地では、昨年7月から、「ゆっくり地震」が続いている・・・と、26日会見した気象庁長官の談。「いつ起きてもおかしくない状況になりつつある」とおっしゃったそうだが、兵庫に住んでいるものには、自分のことのように身震いします。
あたかも、鎮魂の神戸ルミナリエがはじまるこの時に・・・。 
2002.11.19 ◎さびしさに老いを背負おて召しませと
                  ぽっくり寺へ参るこころは

  (引用)さびしさに宿を立ち出でてながむれば
              いづこもおなじ秋の夕ぐれ(良ぜん法師)

ぽっくり寺って、バカみたい・・・と、おっしゃることはごもっともです。でも、この種のお寺は現存してるんです。斑鳩の里、吉田寺(ホームページ検索)など、天智天皇の勅願によって創建された由緒があるお寺だそうですが、れっきとしたぽっくりさん。ほかにも、たくさんの寺が各地に見られると思います。 
2002.11.15 ◎つくば市の広報メールに宿かりし
             憎っくきウィルスご免こうむる

  (引用)筑波嶺(つくばね)の峰より落つる男女川(みなのがわ)
                     恋ぞ積もりて淵となりぬる(陽成院)

筑波嶺は茨城県西部にある、筑波山地の主峰(ベネッセ古語辞典)。つくば市は、広報などをメール配信しているが、ウィルスつきのメールが約2000人に配信されたことが、今月11日に判明したとか。私の家族は、風邪のウィルスに感染しています・・・。 
2002.11.14 ◎滝の音は悠久のとき刻みつつ
              男体山の水を落として

  (引用)滝の音はたえて久しくなりぬれど
              名こそ流れてなほ聞こえけれ(大納言公任)

華厳の滝は、那智の滝、袋田の滝と並んで日本三名瀑の一つ。約百bの高さから中禅寺湖の水を落下させています。その中禅寺湖は、はるか昔、男体山の大噴火によって大谷川が堰き止められ生まれた、周囲21キロの湖です。初雪の10日は雪景色のなかで、この名瀑を目のあたりにしました。  
2002.11.08 ◎ちぎりおきし景気回復遠のいて
              ふところ寒く秋はいぬめり

  (引用)ちぎりおきしさせもが露を命にて
              あはれ今年の秋もい(往)ぬめり(藤原基俊)

秋が駆け足で去っていくような気配がします。私の記憶が間違っていなければたしか今年は景気回復途上にあるはずでした。 
2002.11.07 ◎カササギとまがいし鳥のゆくえ何処に
             半島の果てに祈るはらから(同胞)

   (引用)かささぎの渡せる橋に置く霜の
             白きを見れば夜ぞ更けにける(大伴家持)

引用歌が残り少なくなってきましたので、パロディも悪戦苦闘しています。多分にこじつけが多くなって見苦しいところです。カササギの分布は朝鮮半島に多いそうです。引用歌のかささぎは、七夕の夜、牽牛と織女が出会うという、かささぎの橋にかけてあります。
2002.11.06 ◎美香ざんまい日本列島津々浦に
             四季の移りの恋しかるらむ

  (引用)みかの原わきて流るるいつみ川
             いづみきとてか恋しかるらむ(中納言兼輔)

みかの原は、三日の原とか、三香の原とも書くそうです。今回のパロデイは作った私も、当てずっぽうの歌となりました。苦し紛れのところを察して読んでください。
2002.11.01 ◎奥山に車進めて会う鹿と
            衝突のときひとも悲しき

  (引用)奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の
            声きくときぞ秋は悲しき(猿丸太夫)

山間部で夜間、鹿と出会うと、目が異常に光っていることに気付かれると思います。それでなのか、光に向かって鹿は飛び出してきます。大事な車を傷つけられたというドライバーの嘆きはごもっとも。今日もそんな事故報告を受けました。
2002.10.31 ◎心あてにデフレ対策ほどこして
              景気浮揚の夢ものがたり

  (引用)心あてに折らばや折らむ初霜の
              おきまどはせる白菊の花(凡河内み恒)

政府の不良債権処理の加速策と、デフレ対策がまもなく示されるようです。幾度となく見た夢でないことを祈ります。
心当て=心の中に期待すること。心だのみ。  
2002.10.29 ◎吹くからに寒さ身にしむ今日の風
                 風邪に追いうち木枯らしいちばん

  (引用)吹くからに秋の草木のしをるれば
                 むべ山風を嵐といふらむ(文屋康秀)

27日(日)は、朝から冷たい強風が吹き荒れ、早速、木枯らしいちばんと命名。私は午前中、風邪でダウンしてしまいました。
2002.10.28 ◎ 千早振る軍突入の劇場は
            血の海と報ず悲しひもとき

  (引用)ちはやぶる神代もきかず龍田川
            からくれなゐに水くくるとは(在原業平朝臣)

モスクワの劇場占拠事件の四日目、ロシアの特殊部隊が突入して人質になっていた人々が解放されました。しかし、多くの人たちが犠牲になりました。なんとも悲惨な劇場劇であったと思います。 ちはやぶる=神にかかる枕詞。  
2002.10.23 ◎ あしびきの山肌染める紅葉の
            テレビに惹(ひ)かれ旅申し込む

     (引用)あしびきの山鳥の尾のしだり尾の
               長々し夜をひとりかも寝む(柿本人麻呂)

あしびきの=山、峰などに係る枕詞。北海道の紅葉の様をテレビで見ながら、そして、週間朝日のグラビアの紅葉に見せられるように、11月の予定で、旅行を申し込みました。単純ですが・・・。
2002.10.17 ◎ 心にも固いガードか帰国者の
            らち本音出でぬもどかしさかな

  (引用)心にもあらで浮き世にながらへば
            恋しかるべき夜半の月かな(三条院)

24年ぶりに一時帰国された5人の記者会見を、テレビで見ながら思いました。本当に心やすまる時が・・・、一日も早く来ることを祈ります。
2002.10.14 ◎ 山川に鉄路をつないでゆく旅の
             車窓の秋はいまだこま切れ

  (引用)山川に風のかけたるしがらみは
             流れもあへぬ紅葉なりけり(春道列樹)

新幹線に乗って東海道を走りましたが、この秋はまだまだ初秋の感じでした。あいにく富士山も雲に閉ざされていて、勇姿を見せませんでした。
2002.10.10 ◎ オーケーなく恋われた党を袖にして
             わが道会見比例区どうする

  (引用)おほけなく憂き世の民におほふかな
             わが立つそまに墨染の袖(前大僧正慈円)

例区で当選した議員が党を離脱した問題は、超党派で選挙制度改革をすすめるべきと、国会内で動きがあるようです。当のご本人は、えらくはりきっておられましたが。たいした者でもない私が・・・と、いうのが引用歌の本意なんですが。
2002.10.07 ◎ 月みればまんてんの空は長月か
              まだ神無月の秋にはあらねど

  (引用)月みれば千々にものこそ悲しけれ
          わが身ひとつの秋にはあらねど(大江千里)

NHKの朝ドラ「まんてん」が10月からはじまった、と思いながら走行中、旧暦の一月から一年を復唱してみました。忘れている月がいくつかありましたが、30分ほど走っている間に全部思い出し、ホッとしました。睦月にはじまり、師走で終わる一年ですが、新旧入り混じった印象があります。旧暦ですから1ヶ月遅れといわれますが、12月に入ると同時に師走と呼ばれますので、長月、神無月、霜月を、どこかで上手く帳じり合わせするんでしょうね。もちろん、感性の上でのことですが・・・。
2002.10.05 ◎あらしふく北の店舗の騒動は
            返金術の甘いからくり

  (引用)あらしふく三室の山のもみぢ葉は
            龍田の川の錦なりけり(能因法師)

関東から北海道にかけて、大きな台風がかけていきましたが、大過なかったでしょうか?北海道の西友店舗で、外国産と輸入肉の値幅差額を返金するという奇策に、大勢が詰めかけ、返金額が販売額の3.5倍になったとか。当初のレシートなしでも、自己申告によって応じたのが、騒動を大きくしたのではないでしょうか。 
2002.09.26 ◎夕さればすすきの穂波の影宿し
              肌さすように秋風ぞふく

  (引用)夕されば門田の稲葉おとづれて
              蘆のまろやに秋風ぞ吹く(大納言経信)

ゆふさり=夕方になること、の意。Qちゃん、神戸新聞のニュースありがとうございました。意味不明のさくらであったかも知れませんが、事実が立証され、うれしく思います。各地の山で初雪が知らされる季節、75首目が出来ました。
2002.09.25 ◎きりぎりす鳴いた草むら枯れ干して
             こおろぎの音(ね)高く秋はふけゆく

  (引用)きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに
             衣片敷きひとりかも寝む(藤原良経)

「こおろぎ」の昔の名前が「きりぎりす」ということをご存知ですか。ちなみに、きりぎりすは「はたおり」だったんですって・・・。どこか、こじつけの歌になりました。
2002.09.21 ◎長からむ生命(いのち)集いし式典に
              老いを敬うこころこそ育て

  (引用)長からむ心も知らず黒髪の
              乱れてけさは物をこそ思へ(待賢門院堀川)

町主催の敬老会に来賓として出席してきました。最近の国全体の風潮として、お年寄りを敬う心が少し足りないのではないかと、町長のことば。私の町は、兵庫県下で長寿一位となりました。体育館いっぱいの敬老会員の出席に、感激しました。
2002.09.19 ◎白露に希望をかけた親の愛
           平壌(ピョンヤン)の報せ悲痛われにも

  (引用)白露に風の吹きしく秋の野は
           つらぬきとめぬ玉ぞ散りける(文屋朝康)

日朝首脳会談は、拉致問題の結果について衝撃的なニュースとなりました。テレビを見ていて、死亡と知らされた親の悲しさは、他人事ではない痛さが伝わってきます。
2002.09.18 ◎秋の田の川の並木の桜咲き
              夢なら覚めよとカメラ向けつつ

 (引用)秋の田の刈穂の庵(いほ)のとまをあらみ
              わが衣手は露にぬれつつ(天智天皇)

桜並木の桜が数輪ずつ咲いているのを見つけました。(兵庫県氷上郡春日町内)昨日(16日)、通りがかりに目にして、まさかと思いながら、今日カメラを持ち出して写してきました(一時間かけて)。多分、神戸新聞にも出ていなかったと思います。異常気象の典型として、時々、この種ニュースが話題になりますが、自分の目で発見してみると、なにかうきうきする気持ちです。この秋は、とんでもないいいことが出来そうなんですが・・・。 
2002.09.16 ◎村雨の落ち葉の下にマツタケの
             見目かぐわしき秋の夕暮れ

  (引用)村雨の露もまだ干ぬ槙の葉に
             霧たちのぼる秋の夕暮れ(寂蓮法師)

最上級の松茸産地・丹波篠山地方では、ことし夏の少雨、高温を気にしながら首をなが〜くして、収穫を待っています。私の契約者も、そんなお一人です。 
2002.09.11 ◎天の原雲流れゆくいずこにか
            新た戦火のにほひするかも

  (引用)天の原ふりさけ見れば春日なる
            三笠の山に出でし月かも(安倍仲麻呂)

700号発行おめでとうございます。Qちゃんの忍耐力に敬服です。アメリカの同時多発テロから一周年。そしていま、イラク攻撃が現実になるような報道が氾濫しています。私には、どうしょうもありませんが・・・。 
2002.09.09 ◎秋風に株安の雲たなびいて
              もれ出づる値のなんてはかなさ

  (引用)秋風にたなびく雲の絶え間より
              もれ出づる月の影のさやけさ(左京大夫顕輔)

またまたやって来た株安。今度は世界同時安なので、対処もむずかしいらしい。いつものとおり、金融不安だ、対策だ、と。兵庫北部の地方ゼネコンも最近倒産。保険の世界も、パイの奪い合いが熾烈になってきました。
2002.09.07 ◎合うことのない一等の夢あおり
            幼なごころに恨みうえしか

  (引用)あふことのたえてしなくはなかなかに
            人をも身をも恨みざらまし(中納言朝忠)

兵庫県加古川市の映画館「ワーナー・マイカル・シネマズ加古川」が、子供向け映画のキャラクター商品が当たるくじ引きで、一、二等のくじを入れないまま、一回500円のくじを販売していた(神戸新聞)という。一、二等の当たりくじは別の袋に保管させていたというのだから悪質である。担当者は「子供の夢を奪うようなことをして申し訳ない」と話しているそうだが・・・、口先だけでないことを祈ります。
2002.09.04 ◎天つ風かけて訪朝らち(疑惑)を解くか
                  首相の姿しばしたのもし

   (引用)天つ風雲の通ひ路吹き閉ぢよ
              乙女の姿しばしとどめむ(僧正遍昭)

首相の訪朝は、降ってわいたような大きなニュ−スでした。懸案事項の解決に期待します。しばしたのもし・・・とは、失礼と思いますが、お許しください。大空を吹く風よ、雲の通り道を吹き閉ざしておくれ。美しく舞う天女たちの姿をもうしばらく、この地上にとどめておきたいから。(古語辞典) 
2002.08.29 ◎難波への足をあつめるUSJゆえ
          身を切ってでも客まもるべき

  (引用)難波江の蘆のかりねのひとよゆゑ
           みをつくしてや恋ひわたるべき(皇嘉門院別当)

アトラクションに使用する火薬の分量をめぐって、府の立ち入り検査をうけたUSJ。人気の施設だけに、安全には万全を期してほしいですね。たとえ、利益を削ってでも。575サロンの投稿が大繁盛ですね。1週間待ちの状態は、どこかUSJのようです。私も、あと35首で100首達成。秋から冬への歌を、間隙をぬって投稿したいと思います。12月までに達成し、冬眠でもします・・・か。      
2002.08.23 ◎ちぎりきな政権取ろうと鳩菅の
              初秋のころに戦う身とは

  (引用)ちぎりきな互(かた)みに袖をしぼりつつ
              末の松山浪越さじとは(清原元輔)

民主党代表選が話題になっています。同党をイメージする二人のほかに若手、老舗(労組系)の乱立。誰が、誰に、秋波を・・・。
2002.08.10 ◎夜もすがら次の一手の先を読み
             谷川有馬で羽生追い詰める

  (引用)夜もすがら物思ふころは明けやらで
             閨のひまさへつれなかりけり(俊恵法師)

将棋の王位戦(第43期)は有馬温泉で行われ、地元神戸出身の谷川九段が、10年ぶりの王位奪還に王手をかけました。羽生王位とともに棋界のプリンスとして、お互い競い合ってほしい。私も将棋大好き人間ですが、なかなか指す時間がありません。
2002.08.07 ◎風をいたみなお反核に心うたれ
             鐘の音のなか黙とう捧げん

   (引用)風を甚み岩うつ波のおのれのみ
             くだけて物を思ふころかな(源重之)

今日8月6日は広島の「平和記念式典」(57回目)。原爆投下の午前8時15分から1分間、私も黙とうしました。秋葉忠利広島市長は、民族間紛争がくりかえされることに、「お互いのちがいに寛容であることが大切」という、故ケネディ大統領の言葉を引用されていました。反核に対して、風は決っして追い風ではない。   
2002.08.06 ◎風そよぐ大公孫樹にはやつく法師
           夏から秋へのしるしかしらと

   (引用)風そよぐならの小川の夕暮れは
             みそぎぞ夏のしるしなりけり(従二位家隆)

ツクツクホーシ・・となく蝉の声に、思わず立ち止まりました。この蝉は夏の終わりを告げるのに・・・と思いながら、しかし、季節は静かに秋にすすんでいるんでしょうか。福知山の隣にあるこの町では、「すすきも咲いていますよ」と教えられ、さらにビックリ。お盆が過ぎると、この町では早期米の刈り取りも始まります。 
2002.08.05 ◎忘らるる一葉お札によみがえり
         人のいのちの奇(く)しくもあるかな

  (引用)忘らるる身をば思はず誓ひてし
         人のいのちの惜しくもあるかな(右近)

04年度から通用させる新5,000札の肖像に、明治の天才女流作家の樋口一葉が採用される。「たけくらべ」「にごりえ」等の代表作で知られる彼女が、24歳にして亡くなったことはうっかりでした。
2002.08.02 ◎夏の夜は寝不足のまま明けぬるも
          住基ネットにゃ気ィ許せられん

  (引用)夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを
            雲のいづこに月やどるらむ(清原深養父)

国会も31日で閉会。しかし、いろんな意見が発せられている住基ネットはまもなく稼動します。個人情報がいかにして守られるのか、甚だ疑問です。
2002.07.26 玉の汗も耐えねばならぬ営業に
             ビアガーデンの甘い誘惑

  (引用)玉の緒よ絶えねば絶えねながらえば
            忍ぶることの弱りもぞする(式子内親王)

この暑さには、考えるという思考能力を奪われているみたいです。みゅうさんの軽妙なタッチが躍動していますね。
2002.07.24 ◎ 来ぬ人を浦で待つより松帆の郷
            美湯の湯気に身もほてりゆく

   (引用)こぬ人をまつほの浦の夕なぎに
             焼くや藻塩の身もこがれつつ(権中納言定家)

来ぬ人を、身をこがす思いで待ったのは引用歌のころの話。松帆には湯もあり、酒もあり、明石海峡大橋を眺めながらの露天風呂も楽しめます。去年11月、かん遊さんの案内で訪れたことは、既報の通り。
2002.07.20 ◎ 忘れじの相撲人気に水をさす
             和暦の年にあうや休場あア(嗚呼)

   (引用)忘れじのゆくすゑまでは難ければ
             今日をかぎりのいのちともがな(儀同三司母)

相撲名古屋場所11日目、ついに14人目の休場者(十両以上)が出て戦後4番目という記録。11日目の武蔵丸:北勝力のあわや金星という相撲など、いい一番でした。休場中の横綱もつらいと思いますが。
2002.07.18 ◎ ちぎりきな脱ダム宣言つらぬいて
             信濃の民に信を問ういま

    (引用)ちぎりきなかたみに袖をしぼりつつ
                末の松山浪越さじとは(清原元輔)

一週間の夏休みをいただきました。実は、日本代協保険大学のテストに備えていた、というのも「当たり」です。(8月は大阪ですよ)台風の相次ぐ来襲、アメリカの株安、長野の田中知事が失職して再出馬とか、都知事の動きを追っているメディア・・・とか。報道陣も大変ですね。
2002.06.29 ◎ 忘られぬサリン禍根に死の裁き
             逝ったいのちの惜しく悲しく

    (引用)忘らるる身をば思はず誓ひてし
             人のいのちの惜しくもあるかな(右近)

26日。東京地裁でオウム事件にまた一つの死刑判決がありました。一連の裁判は、まだまだ長い戦いが続きそうですね。
2002.06.27 ◎ わが袖は領袖(りょうしゅう)似合わず袖も振れず
                    人に笑われ遊ぶまもなし

   (引用)わが袖は潮干に見えぬ沖の石の
             人こそ知らねかわくまもなし(二条院讃岐)

他人のことを言うまえに・・・と。自戒をこめて歌にしました。パロディ集も50首をこえましたが、季節に合わせて詠んでいますと、夏の歌は数少なく、苦心しています。7月は、短短エッセイなどで、ご容赦を。
2002.06.25 ◎ 住之江の岸にひろがるナノテクの
              コスモスクエア夢もふくらむ

   (引用)すみの江の岸による波よるさへや
             夢の通ひ路人目よくらむ(藤原敏行朝臣)

「規制改革特区」構想として、熱い期待がよせられているものです。住之江区南港周辺にITを活用したナノテクノロジー等をおこすことが計画されているそうです。 
2002.06.22 ◎ 見せばかな前外相の党処分
             とってとられて色はかわるや?

    (引用)見せばやな雄島のあまの袖だにも
              ぬれにぞぬれし色はかはらず(殷富門院大輔)

20日。自民党の党紀委員会は、田中前外相に対し2年間の党員資格停止処分を発表。前外相の今後が注目されます。それにしてもタイミングのよさに、?、をつけました。
2002.06.19 ◎ みちのくのトルシェ・ジャパンが燃えつきて
                夢の舞台にひと幕のとき

   (引用)みちのくのしのぶもぢずりたれゆゑに
             乱れそめにし我ならなくに(河原左大臣)

サッカー日本代表チームの健闘に拍手。雨中の熱戦は本当に惜しかったですね。試合直後のトルシェ監督のインタビューで、言葉を詰まらせていた監督が印象的。四年間、本当にごくろうさんでした。
2002.06.18 ◎ 世の中の道にまよひし議員ひとり
           不逮捕特権いまになくなる

   (引用)世の中よ道こそなけれ思ひ入る
             山の奥にも鹿ぞ鳴くなる(大夫俊成)

今年はじめから、鈴木議員をめぐる論争が国会内外で展開されてきましたが、東京地裁は17日、内閣に対し逮捕許諾請求を提出。19日中にも衆院本会議で採決の見通し。18日は、何のためらいもなく、W杯トルコ戦に集中できそうです。
2002.06.10 ◎ 難波がた米朝ばなしは語るまも
           奥義(おうぎ)求めん国の宝ぞ

     (引用)難波潟みじかき蘆のふしのまも
              逢はでこの世をすぐしてよとや(伊勢)

NHK教育テレビ・ETVスペシャル(8日)で、桂米朝・最後の歌舞伎座独演会が放映されました。人間国宝として、上方落語の真髄を熱演される米朝師匠に引き込まれました。われらが、かん遊さんの吉朝師匠も、先週のNHK米朝特集に出ておられましたね。この独演会で、米朝師匠は、一つの責め(まちがい)を述懐(先日)されました。道を極めるものだけ知る、不満です。
2002.06.07 ◎ めぐりあひておしどり夫婦ダブル森
                デュエット歌うふたり物語

   (引用)めぐりあひて見しやそれともわかぬまに
              雲がくれにし夜半の月かな(紫式部)

森進一・昌子夫妻の初デュエットソングがお目見え。いい歌の響きがします。今日はヒ素カレー事件をテーマに考えましたが、被害家族を思うとき、どうしても描けませんでした。急遽変更。
2002.06.04 あひみて(相見て)の日韓織りなすW杯
             むかし夢にも思わざりけり

   (引用)あひみてののちの心にくらぶれば
              昔はものを思はざりけり(権中納言敦忠)

4日。サッカーW杯で、いよいよ日本の初戦。どんな戦いとなるんでしょうか? 今回の日韓共催が、両国の友好交流に果たす役割は大変大きいと思います。がんばれ、ニッポン。
2002.06.03 ◎ 憂かりける核は可能の会見よ
             有事なんては祈らぬものを

   (引用)憂かりける人を初瀬の山おろしよ
             はげしかれとは祈らぬものを(源俊頼朝臣)

31日夕刻。官房長官が記者会見で、核について、「憲法上、法理論的に、持ってはいけないと書いてはいないと思う」(朝日)の発言に、首相もドキッ?。みんなも私も、ヒヤヒヤ、ドキッ・・・と。
2002.06.01 ◎ ほととぎす鳴きつるころは土佐の海
             かつお漁師の意気ぞ勝れる

    (引用)ほととぎす鳴きつる方をながむれば
             ただ有明の月ぞ残れる(後徳大寺左大臣)

<目に青葉 山ほととぎす 初かつお> カツオ漁の有名な漁場は幾つかあると思いますが、南国土佐で味わった、さわち(皿鉢)料理が印象的でしたので、名を拝借しました。 
2002.05.30 ◎ ありま山連なるくわばら欣勝寺
            雷よけの名が聞こえけれ

    (引用)ありま山ゐなの笹原風吹けば
             いでそよ人を忘れやはする(大弐三位)

夏の雷鳴が3日続きましたね。この時期、三田市の欣勝寺がよくスケッチされます。雷封じのお寺として500年近い歴史があり私も数年前に取材に行きました。谷口住職さんと話しているとつい、お札をいただきたい気持ちになります。「くわばら、くわばら」は、この地、桑原を語源にしています。・・・民話もあります・・・がこんな話をすると、1時間ぐらいたってしまうんです。
2002.05.28 ◎ 由良の渡を泳ぐクジラの捕獲絶え
             捕鯨ニッポン危機の道かな

    (引用)由良の門(と)をわたる舟人楫を絶え
              ゆくへもしらぬ恋の道かな(曽ねの好忠)

由良の門の解釈が、瀬戸、和歌山沖、宮津市由良川の河口とか・・。鯨をめぐる国際捕鯨委員会(IWC)総会が下関市で開催されていましたが、捕鯨と反捕鯨が対立のまま閉会しました。
2002.05.23 ◎ あらざらむ生命かくごの亡命揆
              飛び立ってゆき瀋陽ざわわ

      (引用)あらざらむこの世のほかの思ひ出に
                いまひとたびのあふこともがな(和泉式部)

北京空港で機内に乗り込む5人の映像を見ました。8日の事件発生以来、私は沈黙しました。複雑な関係が垣間見られたからです。・・・ざわわざわわ、とうたう歌がありますが、このざわわ・・・が、妙に頭から離れません。まる2週間、いやこれからも、ざわわざわわ・・・が。私の思考では、これ以上のコメントが出来ません。
2002.05.22 ◎ 恋してるQちゃん納税ベスト入り
            プロに転じてゆめ叶い初(そ)め

   (引用)恋すてふわが名はまだき立ちにけり
            人知れずこそ思ひそめしか(壬生忠見)

我らがQちゃん(と同名の)、高橋尚子選手は納税額が前年の10倍になったとか。すでに恋人宣言もしていましたし、おめでとう。政府の景気底入れ宣言もありました。V字回復の夢が叶えられるように気持ちを明るく、前向きに持ちましょう。
2002.05.20 ◎ やすらいで寝なまし小さん翁国宝
              江戸の咄の夢を見しかな

   (引用)やすらはで寝なましものをさ夜ふけて
               かたぶくまでの月を見しかな(赤染衛門)

五代目、小さん師匠(87)が亡くなりました。ご冥福をお祈りします。
2002.05.15 ◎ ながらえばまた勧告の決議案
             辞職せぬ君いまは悲しき

    (引用)ながらへばまたこの頃やしのばれむ
             憂しと見し世ぞ今は恋しき(藤原清輔朝臣)

渦中議員の辞職勧告決議案の本会議採択が、また見送られました。世論はついに、小泉内閣不支持が半数越え。私も首相官邸のメールマガジンを解除しました。
2002.02.14 ◎ 大海原(わたのはら)ひとりぼっちのマーメイド
                  四十星霜たどりての船出

    (引用)大海原八十島かけてこぎいでぬと
          人には告げよあまのつり舟(参議たかむら)

堀江謙一さん(63)が、ふたたび太平洋へ出航されました。しばらく、日本を離れ海の上、というのもうらやましですね。
2002.05.11 ◎ ももしきの吉備路にありて国分寺
             五層の塔に天平をしのぶ

    (引用)ももしきや古き軒端のしのぶにも
              なほあまりある昔なりけり(順徳院)

ももしき=大宮にかかる枕詞。総社市めぐりのの第二弾。備中国分寺は、五重塔も含めて再建されたものですが、周辺の古墳群とも相まって、天平の往時がしのばれます。領事館の治外法権騒動の中、私はタイムスリップしています。
2002.05.10 ◎ なげけとて白衣徒党が罪おかし
              天使顔して悔う涙かな

   (引用)なげけとて月やは物を思はする
          かこち顔なるわが涙かな(西行法師)

誰が命じたものなのか、自分の夫に死の看護術。これも保険金がらみ? 医の原点は救うこと也を、忘れたか。
2002.05.09 ◎ 名にし負う涙で描いたとねずみ秘話
                ここに雪舟宝福寺かな

   (引用)名にし負はばあふ坂山のさねかづら
             人にしられでくるよしもがな(三条右大臣)

GW最終日の6日、岡山県総社市の史跡を訪れました。宝福寺は、雪舟が12歳から小僧として修行した寺です。柱にくくりつけられ、涙でねずみの絵を描いた---という、あのお話のお寺スケッチです。引用歌はすごく欲情の歌なんです。ここに書くと、Qちゃんの品位にキズつけますので控えますが。さ寝=男女が一緒に寝ること。
2002.05.07 ◎ あけぬればいざ出勤の慣わしも
            鬱うらめしき五月病かな

   (引用)あけぬれば暮るるものとは知りながら
            なほ恨めしき朝ぼらけかな(藤原道信朝臣)

GW明けに、「なほ恨めしい」などと言わないように、みなさんがんばって新年度の挙績づくり?に励みましょう。
2002.05.02 ◎ 春すぎて萌えるみどりの中空に
           こいのぼり泳ぎ初夏のかほりて

   (引用)春すぎて夏来にけらし白妙の
           衣ほすてふ天の香具山(持統天皇)

いつか春は終わり、季節が移りました。いよいよ夏の歌を取り上げたいと思います。 
2002.05.01 ◎ 思ひわび議員辞してのその刹那
            憂しに無念の涙あふれて

   (引用)思ひわびさてもいのちはあるものを
            憂きに堪へぬは涙なりけり(道因法師)

先日の辻元氏の参考人招致で、多くのテレビ視聴者は何を感じられたでしょう。一部、メディアの見出しに「黒い涙」とかありましたが、私は、すなおに人間味を感じました。政治に首を突っ込む気はありません。 
               (判官びいきのいなかびと)
2002.04.27 ◎ 今来むとばかりを5年諫早に
           有明の潮をまちいでるかな

   (引用)今来むと言ひしばかりに長月の
             有明の月を待ちいでつるかな(素性法師)

24日、15時30分すぎ。5年ぶりに水門が開けられました。生態系の観察目的だそうですが、ムツゴロウや貝などはどうしているでしょう? 
2002.04.23 ◎ 朝ぼらけ春大祭の靖国を
           凛と詣でて世々のたぢろき

   (引用)朝ぼらけ宇治の川霧たえだえに
           あらはれわたる瀬々の網代木(権中納言定頼)

網代木=魚をとる仕掛け。「たぢろき」は、古語を使用しました。朝になって、思い立ったという参拝に賛否両論が。
2002.04.19 ◎ 君がためと狂言のようママの顔
             それはないぞと笑いけるかな

    (引用)君がため惜しからざりしいのちさへ
               長くもがなと思ひけるかな(藤原義孝)

河野洋平氏父子の命をかけたニュ-スに比べて、なんとも軽い母子の映像だと思いました(この間のテレビ出演)。
2002.04.17 ◎ 浅黄色の菜の花ばたけ山がすみ
              おぼろ月夜の唱歌恋しき

    (引用)浅茅生の小野の篠原しのぶれど
                あまりてなどか人の恋しき(参議等)

春の定番唱歌「春の小川」と「おぼろ月夜」。私のまわりでいま、まっ盛りの風景です。575サロン談義は、私には荷が重過ぎますので・・・。
2002.04.15 ◎ 世のいたみ風説にさかれし生保あり
            揺れてもいつか合わんとぞ申す

    (引用)瀬をはやみ岩にせかるる滝川の
              われても末にあはむとぞ思ふ(崇徳院)

流れが速いので、岩の障害で割かれる急流ですが、先でまた合流します。私の恋路も同じなんです。
2002.04.13  今はただシステム不信わびなむと
            みずほの国に言うよしもがな

     (引用)今はただ思ひ絶えなむとばかりを
               人伝てならで言ふよしもがな(左京大夫道雅)

日本国の美称(=瑞穂の国)を名義貸ししている国民感情としては政府高官から、「たるんでる」と言われないようしっかりやってほしい。
2002.04.12 ◎ かくとだによどむ景況うちのめす
           トラトラトラに燃ゆる思ひを

    (引用)かくとだにえやはいぶきのさしも草
           さしも知らじな燃ゆる思ひを (藤原実方朝臣)     
                       
10日現在、まだ1敗ですね。今日、ふつうの民家に大きなタイガ-ス旗が屋根より高くひらめいていました。 
2002.04.11 ◎ 夜をこめて身の潔白のリハ-サル
              疑惑陳述ウソは許さじ

     (引用)夜をこめて鳥の虚音は謀るとも
               よに逢坂の関はゆるさじ(清少納言)

夜中、鶏のうそ鳴きをしつづけけても、逢坂の関は開きませんよ。今日はまた、国会で参考人招致ですね。
2002.04.06 ◎ もろともに疑惑生み出す秘書給与
             庶民のなかに知る人もなし

     (引用)もろともにあはれと思へ山桜
              花よりほかに知る人もなし(前大僧正行尊)

桜を歌いながら、こんなわびしい歌は好きになれません。
2002.04.05 ◎ いにしえの聖地あるらしパレスチナ
             映像に血のにほひぬるかな

    (引用)いにしへの奈良の都の八重桜
             けふ九重ににほひぬるかな(伊勢大輔)

自爆テロと報復の繰り返し、誰かなんとか出来ませんか。
2002.04.02 ◎ 高砂の尾上は歌の枕なり
            春眠の枕とらずもあらなむ

    (引用)高砂の尾上の桜さきにけり
           外山の霞立たずもあらなむ(前中納言匡房)

立たずもあらなむ=立たないでほしいの意。高砂は高砂市とする解釈と、高い山という説があるそうです。
2002.03.30 ◎ 大江山酒呑童子が人をよび
              その人つなぐ天の橋立

      (引用)大江山いく野の道の遠ければ
               まだふみも見ず天の橋立(小式部内侍)

大江町は酒呑童子の町として町おこしをしておられます。3月もなんとか十首そろえることが出来ました。
2002.03.28 ◎ 大海原漁り火ゆきてよせる闇
          ピ-スボ-トうつ新潮の波 (24日、城崎の海岸ホテルにて)

   (引用)大海原こぎいでて見れば久方の
             雲いにまがふ沖つ白波(法性寺入道前関白太政大臣)

辻元議員が辞職しましたね。朝日新聞26日朝刊の、「辻元氏、挫折までの7日間」という、早坂 透氏のコラム--ポリティカにっぽん--を、ぜひ読んでほしい。辻元氏への諭しであり、再起への応援であり、人間への戒めでもあります。出来れば、そのあともう一度、575をクリックしていただけませんか。
2002.03.26 ◎ 人はいざ明日をも知れぬその命
             花の桜に夢かさねける

      (引用)人はいさ心もしらずふるさとは
              花ぞ昔の香ににほひける(紀貫之)

桜満開。与野党喚問合戦。保険会社のフリ−ト料率合戦。生きるも、去るも、一寸先が見えません。
2002.03.21 ◎ あわれともいうべき答弁政治家の
            花散る如くになりぬべきかな

      (引用)あはれともいふべき人は思ほえで
              身のいたづらになりぬべきかな(謙徳公)

今回の証人喚問を見て、引用歌を選ぶのにずいぶん苦労してしまいました。 
2002.03.15 ◎ 音に聞く拉致を証言もと妻の
           海のむこうに憎さこそすれ

     (引用)音にきくたかしの浜のあだ波は
            かけじや袖のぬれもこそすれ(祐子内親王家紀伊)

引用歌は、これも男の口説きをかわした歌らしいですね。「音」は、ぜひ一度、国語辞典を引いてください。
2002.03.11 ◎ わびぬれど今またおなじ全農の
             偽装商魂ゆるさんぞと思う

     (引用)わびぬれば今はたおなじ難波なる
            みをつくしても逢はんむとぞ思う(元良親王)

全農系ビジネスの猛省を促します。
2002.03.08 ◎ 花さそううらら日和に花粉舞い
             ひと憂鬱の春になりけり

      (引用)花さそふあらしの庭の雪ならで
            ふりゆくものはわが身なりけり
                  (入道前太政大臣)

ぎっくり腰に花粉症の(いなかびと)
2002.03.07 ◎ なげきつつ核の時計はすすめられ
             この星憂う脅威とは知る

     (引用)なげきつつひとり寝る夜の明くる間は
           いかに久しきものとかは知る(右大将道綱母)

先月、シカゴ大学の「核の時計」が2分進められ、時計が発表された55年前に、逆戻りになったそうです。 
2002.03.06 ◎ 春の夜の夢戯れに酔いしれて
            あとのまつりの付けこそ惜しけれ

      (引用) 春の夜の夢ばかりなる手枕に
             甲斐なく立たむ名こそ惜しけれ(周防内侍)

百人一首は、恋のうたが半分と言われています。引用歌は、誘われた内侍(女官)が、それをかわした歌、とか。
2002.03.04 ◎ 世の中は常に在世の小競り合い
              些事にがまんのなさを悲しむ

      (引用) 世の中は常にもがもな渚こぐ
              あまの小舟の綱手かなしも(鎌倉右大臣)
 
二月の歌がやっと、十首そろいました。三月もよろしく。
2002.03.02 ◎ 花の色は催花雨のごと移りゆき
              国の戸惑い春は鷹揚(おうよう)

      (引用) 花の色はうつりにけりないたづらに
              わが身よにふるながめせしまに(小野小町)

27日朝のNHKお天気の時間に、催花雨がこの時期に降る雨のことだと言っていました。 
2002.02.28 ◎ しのぶれど目白に向かうラブコ-ル
              自由か民主かメディア問うまで

       (引用) しのぶれど色に出でにけりわが恋は
                 物や思ふと人のとふまで(平 兼盛)

引用歌は、内なる想いなんでしょうね。
2002.02.27 ◎ 誰もかもソルトレ-クにかけた夢
                 長野はすでに今ならなくに

      (引用) 誰をかもしる人にせむ高砂の
              松も昔の友ならなくに(藤原興風)

▽ 五輪終 つぎはトリノへ 翔る金 
2002.02.26 ◎ 淡路島通うフェリ−に春立ちて
               デッキに誘う大橋の風
     
    (引用) 淡路島かよふ千鳥のなく声に
                幾夜ねざめぬ須磨の関守(源 兼昌)

明石海峡大橋もよし、フェリ−も心地よし。
2002.02.25 ◎ このたびは闇の間に間に漂いし
             国の外務の真偽糺さん

      (引用) このたびは幣もとりへず手向山
                紅葉の錦神のまにまに(菅家)

ムネオハウスがスズキハウスのお株を奪っています)
2002.02.22 ◎ 君がため母の贈りし五段雛
              偲ぶ窓辺にやさし淡雪

      (引用) 君がため春の野に出でて若菜つむ
              わが衣手に雪は降りつつ(光孝天皇)
 
私の里も、昨日は珍しく雪になりました。
2002.02.21 ◎ これ矢この流鏑馬の矢の的の先
              思いそれぞれ首脳らの席

      (引用) これやこの行くも帰るも別れては
               知るも知らぬもあふ坂の関 (蝉丸)

大統領に贈るイラストを描いた山藤章二さんがイラストに常時武士をジヨウジ・ブッシュと書けば完成と言ってました。    
2002.02.19 ◎ 人も惜し人も恨めし保険の身 
              人の命の価値を計らん

    (引用) 人も惜し人も恨めし味気なく
         世を思ふゆゑに物思ふ身は(後鳥羽院)
   
百首達成には、週一首では足りませんので。できるだけ時事ものに取り組みます。  
2002.02.15 ◎ 久方の 寒さ厳しき 冬の日に
        日本売りをば いかにとどめん
    
   (引用) ひさかたの光のどけき春の日に
           しづ心なく花のちるらむ(紀友則)

1週間に一度、こんな遊びを入れて、百人一首をパロッてみたいと思いますが、百句できるか、どうか。 
いなかびと 小倉百人一首パロディ!
2002.12.27完成
575サロン詠み人順
小倉百人一首をパロディ化発信 「保険毎日新聞15.1.16」